第17章 ☆Story15☆ 熱い恋の季節のはじまり
「……キスマイ?(苦笑)」
顔を引きつらせるゆり。
「やっべ本当に芸能人多いじゃん……俺ら、本当にいいのか?(苦笑)」
「さ、さぁ……」
「ゆりちゃん、彼らは?」
「あ、私の知り合いの方です!」
「ゆりちゃんが一般の人を連れて来るなんて珍しいねぇ笑
大体お父さんが多いのに……」
「まぁ……そうですね(苦笑)
じゃあ、残りのお仕事も頑張ってくださいね!」
「ありがとねゆりちゃん笑」
こうしてゆり達は遠藤さんと別れ、駐車場の中に設置されたエレベーターに乗り込む。
ちなみに駐車場は地下にある状態になっている。
「なぁなぁゆりちゃん、さっきの遠藤さんって人は?」
「あぁ、遠藤さんはここの管理人さんです!
基本、ここは芸能人というか特定の人達しかこないところなので、怪しい人とかが入らないようにしてるんですよ」
「な、なるほどなぁ……(苦笑)
つまり、俺らみたいな一般人は基本は入れないってことなのか?」
「まぁ……そうなるんですかね?」
「……でも本当に俺らもいいの?
俺らただの高校生だぜ?しかも不良だし……」
「そんなの気にしないでくださいよ笑
……あ、お店は最上階なんです。ここのマスター、すごく気さくでいい人なんですよ!」
「へぇ……」
そしてエレベーターはあっという間に最上階に着いた。
「……マスター!」
「……お!ゆりちゃんかい!
いらっしゃい!」
エレベーターから降りるなりマスターという人物に声をかけるゆり。
「す、すげぇ……汗」
「……場違いってまさにこういうことを言うんだな。」←
「なぁなぁ憲吾、俺急に怖くなってきたぜ!
しかも最上階でこの高級そうな感じ……」
「そんな緊張しないでくださいよ笑
マスター、今日のおすs.「あ!ゆりちゃんじゃん!」……げ……汗」←
ゆりは再び顔を引きつらせる。
そして大体の方は想像つくであろう……
「「……?」」
((誰だ……?))
「あ、ホントだゆりちゃんじゃん。
結月ちゃんとかは元気?」
「っ……汗」
なんでキスマイがいんのよ……