第17章 ☆Story15☆ 熱い恋の季節のはじまり
「お客様、スタイルがとてもいいので映えると思いますよ!」
「あ、かわいい……」
ちなみに紹介された水着はホルターネックの水着で、
トップの柄はピンクの無地だが、胸元は花柄のヒラヒラ仕様になっている。
ボトムも同様花柄でヒラヒラのスカートタイプ。
そしてセットとして同じ花柄のパレオもついていた。
「お客様にとてもぴったりだと思いますよ!
よかったら帽子やサンダルなど小物もご一緒にご覧になりませんか?」
「はい!
お願いします!」
(ふふっ久々のショッピング楽しい♪
どうせだから、他の服も後で見に行こうかな……)
ゆりはすっかりショッピングを楽しんでいた。
そして店員さんのアドバイスを聞きながら、ゆりは麦わら帽子にサンダル、
他にもブレスレットと濡れても大丈夫なパーカーも選んだ。
「ちなみに、今当店では水着と浴衣の同時購入で40%offキャンペーンを行なっているんですよ」
「そうなんですか?」
(そういえば、浴衣も子供用しか持ってなかったな……
浴衣は大人になっても着れるだろうしせっかくだから買っておこうかな)
「あ、でもそれじゃお小遣いがなくなっちゃいますよね……?
お客様、まだ学生さん……」
「あ、えっと……中学2年生です!
お小遣いのことは心配なく笑」
(まぁ、ぶっちゃけ……パパとかよりも稼いじゃってるからなぁ……苦笑)←
ちなみにお金の管理は未成年のうちは事務所側で管理している。
そして月々使うお金は各自で指定できるが、高校生までは限度10万までとされている。
ゆりも指定しており、大体のお店で使える電子マネーカードを所持している。
_ボソッ『子供版のクレジットカードみたいなもんだよね、この電子マネーって……苦笑』←
こっそりとリュックの中で呟くユウであった笑
「ちゅ、中学2年生……」
(年々、大人っぽくなる子供多いわね……)←
こうしてゆりは浴衣も購入することにした。
ちなみに浴衣はピンクと白の組み合わせを使った柄を選んだ。
水着同様、他の小物類も購入し久しぶりのショッピングを楽しんだゆり。
そして会計を済ませゆりはお店を出た。