第17章 ☆Story15☆ 熱い恋の季節のはじまり
憲吾side
今日は練習もなく吾郎に誘われショッピングモールに行くことになった。
俺は特に用事はなかったが、吾郎が新しい夏服が欲しいということで俺も付き合わされる羽目になった。
_カポッ「憲吾、着いたぜー!」
_カポッ「あぁ、そうだな……」
「お!隣のバイク、最新型のハーレーじゃねぇか!カッケェ……」
吾郎の隣に止めてあるバイクは最新型のハーレーだったそうで吾郎はまじまじとハーレーを見ていた。
「なら、お前もハーレーにすれば?しかも最新の。」
「無茶言うなよ笑」
「冗談だし、んじゃとっとと服買いに行くぞ……お前の買い物だろ……」
「ヘーイ……」
2人はもちろんこの最新型ハーレーがゆりのものだとは思わずお店の中に入っていくのだった。
「あ、そーだお前!」
「なんだ?」
「もう三週間後にはドルチェのコンサートあるじゃん!」
「それがどうした?」
「せっかくだから、おしゃれしていこーぜ♪
もちろんお・ま・えもな♪」
「俺は別にある服でいいよ……」
「いいじゃんいいじゃんかよ!
これを機にさ!もっとおしゃれしよーぜ?」
「俺そういう事わからねーし……」
「俺様が選んでやるよ♪ゆりぴーが喜ぶ服!」
「っ余計なお世話だ……」
「まぁまぁ笑
とりあえずメンズファッションエリア、行こうぜ?」
「……。」
こうして2人はメンズファッションエリアに向かった。
その頃のゆりはと言うと……
「水着の特集コーナーいっぱい……
今年のトレンドは……定番『花柄』か……』
(どうしよっかぁ……)
「お客様、水着をお探しですか?」
「あ、はい……今年はトレンドが花柄なんですね……」
水着を品定めしていたゆりの元に一人の女性店員が声をかけてきた。
「はい、そうなんですよ!
ちなみに、お好きなお色はなんですか?」
「えっと……ピンクとか、好きですね!」
「ピンクいいですね!
ちょうどピンクですと……このビキニなんかいかがです?
お客様、スタイルがとてもいいので映えると思いますよ!」
「あ、かわいい……」