第17章 ☆Story15☆ 熱い恋の季節のはじまり
そしてゆりはバイクが止めてある地下の駐車場に向かう。
ちなみに地下は広く、出入り口も寮から離れた場所に通じているので
マスコミやヤラカシからも見つかりにくいところにあるのだ。
地下まで降り、ゆりは自分のバイクの元へ。ちなみに車種は最新型のハーレー。
色は目立たない黒を基準にしている。
『相変わらずバイクかっこいぃ……』
「ありがとね。_カポッ
じゃあ行くよ、走ってる間はくれぐれも顔出さないでよね?」
『はーい!』
ヘルメットを被り、ユウがリュックの中に入ったのを確認するとエンジンをかけバイクを出口まで走らせた。
走らせてすぐ出口は見え、ゆりは月野区に向けてバイクを走らすのだった。
_月野区ショッピングモール
_カポッ「着いたぁ……!」
バイク専用の駐車場に止め、ゆりはヘルメットを取り前髪をかきあげた。
そしてすぐに帽子とメガネで変装をする。
『マスクした方がバレなさそうだけどなぁ……』
「このライダースーツにマスクって不審者に見えなくもないじゃん……だから仕方ないの……」
『ふーん……』
(まぁ、確かに……)
こうして2人はショッピングモールの中に入った。
そしてゆり達がお店の中に入ってやむなく、別のバイク2台がゆりのバイクの隣に止まった。
_カポッ「憲吾、着いたぜー!」
_カポッ「あぁ、そうだな……」