第14章 ☆Story12☆ 気になること
小鳥遊姉妹がローラースケートで来海の元に走って行く。そして次に登場したのは…
『おっと!マナちゃんはまさかの観客席に登場!』
『『『きゃぁぁぁぁ!!/うおぉぉぉぉ!!』』』
『みなさん!今日は私たちのコンサートに来てくれてありがとうございます!
最後まで楽しんでいってくださいね!』
1階席にスポットライトで照らされる愛美。愛美はファンに囲まれている状態での登場。
もちろんファン達は興奮状態になっていた。
「よくまぁ観客席から登場できるな……」
吾郎は画面を見ながらパチクリとさせていた。
「……。」
(この感じだと、あいつは最後か……)
『さぁ!マナちゃんに続いて登場するのは誰だぁ!
またもや意外なところから登場か…『『『きゃあぁぁぁ!/うおぉぉぉぉ!』』』
って!後ろかーい!!』
今度は来海の後ろからぬっと出てきた千鶴。すかさず来海はツッコんだ。
そして千鶴はシレッと来海の横に立つ。
「千鶴ちゃん、ああ見えて面白いことが大好きなんだよね。登場もシュールな時が多いんだ!」
「……そうは、見えねぇけど……」
「いやいや!これがまたお笑いが大好きな子なんだよ(笑)
たまにみんなでコントやるんだけどよ、そのネタって千鶴ちゃんが考えているもん。」
シレッと憲吾に解説する吾郎。
「……。」
(昨日吾郎がいってた、ギャップってやつか……)
「まぁこれもギャップ萌えってやつ!
クールキャラのギャップ萌えはたまらんよな……」
「うんうん。」とうなづく吾郎。
そして来海の元にはゆり以外のメンバーが勢ぞろい。
あとはゆりの登場のみとなった。
『ねぇねぇ!ゆりちゃんはどこにいるの?』
来夢は来海の腕を引っ張る。
『さあ(笑)
ゆりたんはどこから登場するのかなぁ……』_パチンッ!
再び指パッチンをする来海。
すると今度は最上席にスポットライトが当たり、その先にいたのは……
『『『きゃぁぁぁぁぁぁ!!!/うおぉぉぉぉぉぉ!!!』』』
今までにない歓声がドーム中に響き渡る。