第3章 ☆Story1☆ 人気者は大変
翌日は学校の日、同じクラスの千鶴と愛美と共に登校していた。
もちろん変装はしている。
「そう言えば、そろそろゆりの誕生日ね。」
「だね!今年もみんなでパーティーするから楽しみにしてて!」
「ありがとう二人共(笑)
……でもなぁ……」
「「……?」」
「その日、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷さんからちょっと誘われてて……(苦笑)」
「あー……ゆりちゃんのお父さんソックリの?」
「うん……」
「約束はしたの?」
「……向こうから、一方的に(苦笑)」
「……最低ね。」←
「「千鶴(ちゃん)……(汗)」」
((最低まで言わなくても……汗))
3人が会話をしていると3人の後ろからある人物が走ってきた。
「おーーいっ!!」
「あ、この声は……」
(てか、ジャニーズなのにあんな大声出していいのかな……汗)
「獅依留ね。彼、よくあんなにしていてバレないわよね……」
「だねー(苦笑)
獅依留くんだって周りの人気づかないのかな……」
「おーっす!今日は学校来れんだ!」
「うん、まあね。魅月くんや成瀬先輩はお仕事?」
「そんなとこ!なぁなぁゆり!」
「なによ……」
(嫌な予感しかしない……)
「宿題見してっ!」
両手を合わせお願いをする獅依留。
(やっぱりー……苦笑)
「宿題は自分でやらないと意味ないでしょ……」
「だって昨日ダンスのやりすぎで寝ちゃったんだもん!」
「自分の自己責任でしょうが!」
(私だって、台本覚えながら勉強してんのに……)
「頼むよーっ!
今日だけ!お願い!」
「何が今日だけよ!毎回それじゃない!
今日は見せてあげないから!」
「えぇぇ!?」
「それじゃ獅依留の為になんないでしょ……」
「んじゃ……ヒント頂戴!宿題の!
ヒントくれるくらいならいいだろー?」
「ほんとあなたは相変わらずね……」
「ゆりちゃーん、どうするの?(苦笑)」
「……ヒントくらいなら……」
「マジで!?」
「「……。」」
((まだまだ甘いな……))