第10章 ☆Story8☆ アイドルになる道
こうして明人との会話が終わり…
「っちょっとあなた!途中から言葉使い……」
「わりぃ……颯太くんの話を聞いていたら、なんかちょっと……」
「……明日は、私たちと藤ヶ谷さん、それに加えて小鳥遊夫妻に愛美ちゃんと千鶴ちゃんの両親で行きましょう。」
「そうだな、早速千鶴の両親に伝える。
多分大丈夫だろ……」
「私も、お姉ちゃんにLINEします。」
颯太と奈央は二人の両親に連絡を取った。
そして二人とも連絡が取れ、千鶴たちの両親も行くことになった。
「……さすがに、子供らは連れて行かないほうがいいですよね。」
「えぇ……ゆりたちは、裕太くんや他の人たちに見てもらいましょう……」
「子供らには、なんて言います?」
「社長さんと食事に行くと言っとけば大丈夫でしょう……少なからず、間違っていないですし……」
「そうですね。それじゃ、子供らは明日預けるってことで……」
「明日は、俺も面倒見ますよ。テニスクラブの方もだいぶ落ち着いてきたんで。
さすがに裕太さん一人とかはあれですし……」
「それじゃ、私も……颯太さんはどうします?」
「俺も特に明日は何もねぇし、一緒に面倒みるよ。」
こうしてゆりたちの面倒は、陸・奈央・颯太に加えて裕太がみることになった。
_翌日
「パパたち、どこ行くの?」
「美澤さんと、ちょっとした食事だ。ゆり、ちゃんとみんなの言うこと聞くんだぞ。」
「うん……せっかくの日曜日なのに……。」
「っパパ!私も行きたーい!」
「来海、お前はだーめ!……それより、ちゃんと結月と凌駕の面倒みるんだぞ?
お前は、お姉ちゃんなんだからな!」_なでなで
宏光は駄駄をこねる来海の頭を撫でる。
「っ……うん、わかったよ……お留守番してる……」
「えらいえらい!
よし、それじゃそろそろ行きますか……にしても山田くん、本当にいいの?」
「どうせ最近は暇してたんで(笑)
俺も、ゆりちゃんたちの芸能界入りの件は気になりますから……」
ちなみに今日は涼介が運転するマイクロバスでいくことになっている。
「ありがとな。それじゃ、約束の時間になっちゃいますから行きましょう。」