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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第10章 ☆Story8☆ アイドルになる道


太輔たちはマイクロバスに乗り込み、



「それじゃ、出発しますね。」



「あぁ、よろしく頼むよ。
山田くんは、シンフォニーについて何か知ってるか?」



涼介の斜め後ろに座っている太輔は涼介に質問した。



「アニーはモデルタレントに力を入れてて、シンフォニーはアイドルタレントに力を入れてますから、
そこまで関わりはないですけど……近年勢いをあげていますね。特に若手部門。
次世代アイドルを育成することに力を入れています。
逆にアニーは、高校生以上の子達を中心に、
モデル業界のトップに立つための育成に力を入れています……正直、関わりはそこまでありません。」



「そうか……」



「でも、日本における芸能事務所では5本の指には確実に入っています。
特に近年、ジャニーズ事務所の総合売り上げも超えたと言われていますからね。
業界では、Symphonyのアイドルグループの時代が来ると言われているくらいですから……」



「なる、ほどな……」



「ジャニーズは、SMAPなどといった90年組がほとんど引退したというか、
先代のジャニー喜多川社長が亡くなったということもあって、勢いが以前よりなくなりました。
その間に、シンフォニーが勢いをあげてきた。
なので、ジャニーズ事務所も若手に力を入れているみたいですよ。」



「……ジャニーズとシンフォニーはライバル同士でもあるのか?」



「まぁ、同じアイドルですからね……それプラス、ジャニーズは男性アイドルグループの宝庫、
逆にシンフォニーは女性グループの宝庫、双方ともにアイドル界におけるトップに君臨していますから……」



「確かに……テレビで見る人気アイドルってなると、
ジャニーズとシンフォニーに所属するグループがほとんどだよな……」



宏光は首を傾げていた。



「だからこそ、未来が見据えているゆりちゃん達くらいの子達の育成に力を入れているんです。
アイドルは、基本短命ですからね。」



「だからこそ、若いうちからアイドルとして前面に出して……少しでも長く業界に残すためでもあるのか……」



「まぁ、あながち間違っていないとは思いますよ。
特に女性グループはそうですからね……」



「……。」
(美澤って人は、あいつの時と同じでゆりの何かを感じ取ったのかもしれないな……)
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