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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第10章 ☆Story8☆ アイドルになる道


「あぁ……まぁ、高校生くらいになれば、いいかもしれないけどな……
小学生で芸能界入りは、ちょっとな……千鶴がほぼほぼ決定とはいえ、親戚の身としては複雑だよ……
ちいせぇうちから、芸能界とか……心配でならねぇし……そもそも、子役的な子供タレントは
親の経済面で入れるっていうのが多かったりするからな……それに、子供のうちから芸能界に入って、
長くこの世界に残れるのはほんの一握りだ。たとえ大ブレイクを果たしたって、それは一瞬のことで、
あっという間に忘れられるやつの方が多い……芸能界っていうのは、そんなものだからな……」



「でも、ジャニーズのデビュー組は大分続いているイメージあるけど……
シンフォニーのところだって、有名どころはグループ抜けてもバラエティで結構出てるじゃん?」



「まぁ、本人の人気と同時に事務所の力といったところだな……
そもそも、アイドルでもモデルでも何でも……
タレントとして業界に残り続けるっていうのは事務所の力が不可欠だ。それにメディアも……
事務所から見放されれば、引退するしかなくなる……これが、芸能界ってとことだ。

現にAnnieだって人気モデルはとことん押すけど、
それ以外のやつはほとんどほったらかしにされることも少なくはない。」



「芸能界って、やっぱシビアなのか……?」



宏光は颯太の話を真剣に聞いていた。



「そりゃあな。それなりの精神的メンタルも要求される。
メンタル強くなけりゃ、この世界で生き残ることはできない。
常にライバルたちと張り合っていくことになるんだよ……そして、
時には事務所の力を使ってライバルを蹴落としテレビに出る……これが俗にいう、
芸能界の闇的な感じかな……
他にも、もっとシビアなものがあるかもしれないけどな……」



「……。」



「一般から見れば、テレビの中の人はキラキラ輝いているかもしれない。
けど同時にその裏では……キラキラするものばかりじゃねぇ……そんな世界に、

まだ小学生の子供らを入れるのはな……だからこうして、俺らは悩んでいる……」



「……一度、その社長っていう人に、会ったほうがいいかもしれないな……」



「っ……藤ヶ谷先生?」



「直接、社長の顔見てからでも……そうでないと、

























俺の気が収まらないので……」
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