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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第10章 ☆Story8☆ アイドルになる道


「俺、あんまり芸能人について詳しくないんですけど……
Symphonyっていう事務所は、信用できるものなんですか?」



「まぁ、一応……アイドル事務所としては、ジャニーズ事務所と張り合ってるくらいですよ。
女性アイドルグループに関しては、人気グループばっかりですからね……
社長直々ですから、少なからずデビューできるかと……」



「でも、子供らはまだ小学生だ。
ジュニアアイドルがいる世の中とはいえ、親としてはな……」



隼人は腕を組み椅子に背もたれた。



「来夢に関しては、まだ8歳よ?
たった8歳で入れるのは、さすがの私も……でも、
12歳くらいならジュニアアイドルとしていてもおかしくはない……
シンフォニーという事務所も、他の芸能事務所よりも優れているし……芸能事務所としては、
安心できるところではあるけれど……」



「難しいところだな。でも千鶴に関しては、ほぼほぼ決定だな。
親と本人も、乗り気だし……」



「……。」



太輔も腕を組みながら眉間にしわを寄せた。



「俺は……来海がなりたいなら、頑張れって言いたいところだけど……でもアイドルだぜ?
アイドルって、他の芸能人より変なファンとかも付きそうだし……

昔の百合ちゃんみたいに、ヤラカシ事件的なことが起きてもおかしくないんですよ?
危険に、晒される可能性だって0じゃないんですから……そう簡単に……」



「ジャニーズにも、ちらほらっているみたいですよ。
獅依留よりちょっと上のJr先輩、結構Jr.内では人気みたいで……その子がつい最近
ファンだっていう女の子に絡まれたことがあるって……」



「まだ幼い子供にも、そういう変なファンがまとわりつくんだな……
もしテレビで推されるようになったら何かと注目されて……」
(しかも、ゆりはあいつの血を濃く受け継いでいる……雰囲気もどんどんあいつに似てきたし……)



「あの社長は、デビューさせたいって言ってたくらいだからゴリ押し的なのはするでしょうね。
となれば何かと視聴者とかに目が止まる……」



「子供の意見を尊重したいが、マイナス面もどんどん出てくるからそう簡単に答えが出せねぇな。
俺らも芸能界にいたとはいえ、入ったのは高校生の時だ。
俺も詩音も、颯太も裕太も……あの百合だって、高校生の時だ……」
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