第8章 ☆Story6☆ ママの命日
「ゆり、一休みしたらお墓参り行くか?」
「うん、そうだね。
にしても、本当に陸くんが七華高校のテニス部顧問になる話聞いてなかったの?」
「まぁ、な……今日初めて聞いたよ。」
「おい神城、話急すぎんだろ……」
「でも、当日急に来るよりマシだろ?」
「にしても、和真が教師とかほんと想像つかねぇな……」
「奏くんだって放送エンジニアだろ?番組制作の……
それこそ意外だよ!」
「そうか?でも、意外としっくりしてる……」
「ほんと意外な仕事に就いたよな……みんな……」
徹平は陸や和真たちを見る。
「お前こそ、よくここまで警察官の仕事できてるな。」
「るっせぇよ立花!」
「こないだだって、ゆりちゃん見かけたからって仕事放棄しやがって(怒)」
「っちょっとだけだろ!?」
「何がちょっとだ!」
「まぁまぁお二人とも、ここには子供もいるんですから冷静に。」
「「相変わらずの冷静な櫻井さん!!」」
「そういえばゆりちゃん!」
「あ、はい!?」
徹平に振られびっくりするゆり。
「こないだは何しに来たの?」
「えっと……キスマイの藤ヶ谷s‥「デートして来た!」っだからあなたは!!
なんでそうやって大勢の前で言うんですか!」
「で、デート……(汗)」
徹平はすっかりタイスケの言葉に呆然とした。
「っ違います!この人が勝手に言ってるだけです!
てか、また印象悪くしましたねパパに……」←
「っく、口が滑って……(汗)」
タイスケは太輔に視線をずらして見た。
「……。」
そして太輔は眉間にシワに寄せていた。
「……(汗)」
「ほら。」
「……ゆり、」
「は、はい!?」
「……なんでキスマイまでいるんだよ……」
「っパパも、聞いてなかったの……?(汗)」
「軽く聞いてはいたけど……」
「……(汗)」
(パパ、顔が怖いです……汗)
「……(大汗)」
タイスケはすっかり怯えきっていた。
「久々に見たぞ、あんな藤ヶ谷先生(汗)」
「そりゃあ、な……」
徹平と団司も冷や汗をかいていた。