第8章 ☆Story6☆ ママの命日
「よぉ来海!待ってたぜ〜」
にこやかに長女を迎える宏光。
「結月凌駕ただいま〜♪」
だがくるみは無視し妹弟のところに向かった。
「「お姉ちゃん!」」_むぎゅう♪
そして二人は嬉しそうに抱きついた。
_ギュウ「ちょっとしないうちにでかくなった?(笑)」
「俺無視された……
唯一反抗期じゃなかったのに……(涙)」
「ある程度は子離れしてください(怒)」
小夜に泣きつく宏光だが冷たくあしらわれた。
「千鶴、久しぶりだな。」
「久しぶり颯くん、仕事のほうは大丈夫なの?」
「あぁ、この日は仕事を開けるからな。」
賑やかな北山家をよそにクールな天羽いとこ。
「まなちゃん、久しぶりね(微笑)」
「お久しぶりです奈央叔母さん、美咲伯父さんと雅伯父さんも(微笑)」
「久しぶりだね愛美、少し見ないうちに大きくなったな(微笑)」
「愛美の好きな和菓子、買って来てあるぞ?」
クールな千鶴たちとは対照的にほんわかしている愛美たち。
「パパ久しぶり!」
「よぉ来夢!相変わらず元気だなー(笑)」
「抱っこ〜!」
「お前もう小6だろ(笑)
まぁいいけどよ……よいしょ!」
「お母さん、久しぶり。」
「久しぶりね凪咲。最近はどう?」
「うん、勉強とちゃんと両立できているよ。」
「あなた、美園鈴学園の高等部の特進クラスに行くの?」
「えぇ、できるだけ上を目指したいから。」
「そう、なら頑張りなさい。」
「うん!」
そして小鳥遊家はうるさい父娘とクールな母娘と綺麗に分かれていた。
「裕太、いい加減ゆりちゃんを離してあげなさい。
貴方は本当に溺愛が激しいですね……」
「いいじゃん赤沢さん!たまーにしか会えないんだから!」
「コンサートにはしょっちゅう行ってるのにですか?」
「それとこれは別だもーん!」
「たく(苦笑)」
「ほんと、あの頃の百合とそっくりに成長しているな……」
「そうですわね(微笑)
社長、本当はAnnieに入れたかったのでは?」
「正直に言えばだな。だが、
百合とはまた違った輝きを秘めている。これからも、楽しみだ(微笑)」