第7章 ☆Story5☆ 溢れる恋心
「っちょぬいぐるみ!邪魔すんなよ!」
『今度は、お姫様抱っこをしてね』
「これは完全に俺だな。よいしょっ!」_ヒョイッ
「っきゃ…!」
突然抱きかかえられ思わずタイスケの首に腕を回すゆり。
「軽っ!
お、急にきたね(笑)」
「っびっくりしただけです!」
『3、2、1…』_カシャッ
『こんな風に撮れたよ』
『やっぱり僕だけ除け者!』
「ユウ……(汗)」
『今度は、彼女から抱きついてみよう』
「んげっ!?」
「お!今度はゆりちゃんからじゃん(笑)
どんな風にくるのかなぁ♪」
「っ……///」
『3、2』
「って!早くポーズ決めないとカウント!」
『1…』
「っ私には無理!!//」_カシャッ
『こんな風に撮れたよ』
「って!何恥ずかしがって顔隠しちゃうの(笑)」
ゆりは恥ずかしさのあまり、両手で顔を隠した。
「っだって……好きでもない人に抱きつくなんて、私にはとても……」
「なんか地味に傷つく……」
「勝手に傷ついててください!」
『最後は、二人のとっておきのポーズをしてね』
「とっておき!?
ん〜……やっぱり……」
「はぁ、やっと終われr‥_グイッ!っ!?」
「やっぱ……これは欠かせないよね。」
タイスケはさっきと同じようにゆりを引き寄せ……
「っ……///」
ゆりの顎を持って顔を近づけた。
『なになに!?なにすr‥ぐぶっ!「ぬいぐるみは黙ってろ。」ひ、ひふょい……』
タイスケはユウが邪魔だったようで後ろに放り投げた。
『3、2』
「っな、なな、何する気ですか!?///」
「何って……」
『1…』
「こういうこと……」
_ちゅっ…
_カシャッ
「っ……!///」
「……。」
タイスケは、ゆりの唇にキスをした……。
『こんな風に撮れたよ』
「……うん、いい出来♪」
「っ……///」
「どう?♪」
「さ、最低です……!///
な、なに…き、きき、きき……!」
「めちゃ動揺してる(笑)」