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あの日の君に 《気象系BL》

第9章 深愛


「なんであるの?」

「昨日の内に用意しておいた」

智くんが用意してくれてた。

初めて抱かれた時に辛くて調べたんだ…

男同士でも楽に出来る方法。

それからはいつも自分で用意して持ち歩いてた。
智くんに誘われたらいつでも出来るように。

「ありがと…」

智くんのしてくれる全ての行動が嬉しい…

智くんの元へ戻って来られただけで十分なのに
智くんに想われてるんだと実感する。

「お礼なんていらないよ?今までが間違っていたんだから」

「それでも嬉しい…」

智くんが俺の目を見つめながら近づいてきた…俺はそっと目を閉じた。

ゆっくりと触れる唇…

そのまま押し倒されると智くんの舌が進入してきた。

舌を絡め取られては離れて行く…
お互いに貪るようにキスだけを続けた
こんな事したことなかった…

いつもすぐに次の行為に進んでいく。

キスだけにこんな時間を掛けるなんて…
キスだけでこんなに体が疼くなんて知らなかった…

「ふっん…んんっ、ふっ……あっ…」

唇が離れると智くんの手が頬を撫でる…

背筋をぞくりとした快感が襲う。

智くんの目が優しく俺を見下ろしてる。

「可愛いよ?翔くん…こんな翔くん見たことなかった…」

そう言うと今度は首筋に吸い付かれた。

「んあっ!」

なんだろ…どこを触られても感じてしまいそう…

そう思っていたら智くんの手がバスローブの前を開き胸を撫で回した。

「ああっ!」

体に電気が走った。

俺おかしくなってる…こんなこと今までなかったのに…

「あ、あっん…あっ…」

智くんの指が動く度に喘ぎ声が漏れる。

呼吸が乱れ苦しくなって思考力が落ちる…

もう何も考えることも出来ずに、智くんにされるがまま
快感の海に溺れていく…

「あぁっ!さ、とっ…」
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