第6章 カラダに刻まれる2人の気持ち
そう気付くと、ボッと一気に顔が熱くなる。
とっさにサンジさんを強い力で引き離す。
「や、めて!」
「あ、わ、悪い!」
「……」
「……」
私、これが初めて…
ファーストキスだった…
そう思うと、別に嫌だったわけでもないのにじわりと目に涙が浮かぶ。
「サラ…本当にすまなかった…いきなりで…」
「嫌、だったよな」
「い、嫌じゃないです!!全然!!」
「無理すんな」
「本当に…!嫌じゃないんです。ただ…」
「ただ?」
「ふぁ…ファーストキスで…」
「…は?」
「……///」
「なんだよ、そっか」
「なんだよって何ですか!」
「いや…可愛いなと思って」
「えっ…」