• テキストサイズ

コックと剣士と私の秘密

第6章 カラダに刻まれる2人の気持ち


「うっ…うぅっ…」

コンコン!
「おい、サラいるんだろ?」

「…サン…ジさん…?」
「おい、サラ泣いてんのか?!」

「っ…良いんです…ほっといてください」
「ほっとけるわけねーだろ」
「でも…」

ガン!!
「きゃっ……!!」

扉の向こうにいたサンジさんが、一瞬で目の前に現れた。
ドアは私の足元にバタリと倒れ掛かってきた。

「あ、危ないじゃないですか!昨日は穴開けるし今日はドア壊すし、私の快適自室ライフがめちゃくちゃですよ…はぁ…」

「す、すまん、もうちょっと蹴りの精度上げないとな…」
「そういうことじゃありません!もう…」

ふわっ…
ふわっ???

体全体が、ほっと暖まる。
私の顔の横にはサンジさんの、綺麗な金色の髪。

気付いたときにはもっと強く、ぎゅっと抱きしめられた。
/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp