第6章 カラダに刻まれる2人の気持ち
ポロッ
「?!どうしたサラ」
「うわっ、サラ?!」
「え…あ!何で泣いてるの私…!」
「ほらっ!2人が怖い顔して言い合いしてるからサラ泣いちゃったじゃない!」
「…すまん」
「…悪ぃ…」
「ご、ごめんなさい!泣くつもりなんて全然なくて…でも…その…私が原因で喧嘩をしているなら…」
「謝ります…」
うわーっ、みんなを困らせちゃった!
そんなつもり本当になかったのに…恥ずかしい…
「サラが責任を感じることなんてないのよ、悪いのは全部この2人だから☆ね!特にサンジくん」
「今回はやりすぎね、2人とも冷静になって。特にサンジくん」
笑顔の奥に2人への怒りを隠しきれないナミさんと
滅多に騒動に口を挟まないロビンさんまで参戦。
さすがの暴れ馬2人組も、たじたじになって女性陣に圧されていた。
特にサンジさんが。
「ささっ!冷めないうちにいただいちゃいましょ!いっただきまーす」
「じゃあ私も。いただきます」
「い…いただきます」
みんなが気を使ってくれてるのが分かって
なんだかいつもの食欲が出てこなかった。
それでも美味しいサンジさんの料理。問題なくすんなり食べられた。