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イケメン戦国〜武将と私のmemories〜

第5章 当たり前


安土城へ戻ると今朝と同じ部屋へ歩みを進める
途中、色んな家臣からの視線を独香は感じていた

独香「 あの…なんでこんなに… 」
秀吉「 気にするな。急に髪を切ったから皆驚いてるだけだろう 」

( まぁ…ここまで綺麗なことを知れば誰だって見るだろうな
こいつは自覚ないみたいだが。 )

独香「 そういうもの… 」
秀吉「 そういうもの 」

何か納得いかない顔を浮かべながら食堂へ入る
そこには今朝同様、湯気のたつ美味しそうな料理があった

政宗「 遅かった…な 」
家康「 どこ行って、た… 」
光秀「 ……ほぅ 」
信長「 ふっ 」
三成「 お帰りなさいませ 」

独香「 え、と、ただいま戻りまし…た? 」

政宗・家康の口はポカンと開き、
光秀・信長は満足そうな笑みを浮かべている

独香「 ひ、秀吉さん…皆さんが何か、」
秀吉「 あー… 」

秀吉は政宗・家康の元へ行き頬をつねる
政宗「 イデデデデ…おま、いてぇよ! 」
家康「 …髪切ったらとは言ったけどさ、三成本気出しすぎじゃ 」
三成「 お褒めいただき光栄です!! 家康様! 」
家康「 …… 」

ムスッっとする家康を見て独香は目を伏せる

独香「 や、やっぱり変ですか…ね 」

髪を指でクルクルと巻き、皆の方を見る
恥ずかしそうに頬を染め、純粋に見つめる瞳に
その場にいた武将は息を飲む

( これは… )( 結構… )
((((( やばい )))))
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