第3章 再開、そして出会い
( …皆、私が知ってる話とは違う。もっと怖いイメージだったのに )
トクン…トクン…と静かに、でも確かに鳴る心臓の音。
まだ出会ってほんの少ししか経っていないのに、
こんなにも変な気持ちになるのだろうか
暖かい。皆の笑顔が、言葉が。
( この気持ちは… )
" 嬉しい " というものなのか。
( 私が…そんな気持ち… )
感じて…どうするんだ
三成「 さて、独香さん、行きましょうか。」
独香「 あっうん」
政宗「あ、独香、部屋見ても驚くなよ? 」
独香「 お部屋…? 」
政宗「 三成の部屋。色々すごいから 」
私と政宗が話していると
信長「 失敗は許さんぞ? 三成 」
三成「 もちろんです。姫様に恥などかかせません 」
家康「 変に怪我とかしないでよね…治すの俺だろうし、めんどう 」
三成「 家康様…!! ご心配ありがとうございます! 」
家康「 …はぁ 」
と会話が聞こえた
独香( 心配…なのかな? あれ… )
三成が目を輝かせているわりには、家康は面倒くさそうな顔だった
秀吉「 こっちが早く終わったら迎えにいく。何を見たいか考えておけよ? 」
独香「 う、うん。ありがとう、ひで、よし 」
秀吉「 っ…! おう。後でな 」
そうして短いようで長い朝が終わりを迎えた