第1章 魂の向こう側
独香「ほ…本能寺…?」
固まっているのに男は気づき
???「貴様、名は?」
ポカンとしていて頭が追いついておらず聞き逃してしまう
独香「…………あ、え、す、すみません。今なんて…」
???「貴様の名を聞いているのだ」
独香「七瀬…独香です」
名前を言うと男はじっと私を見つめる
???「ほぅ…。俺を助けたのは褒美目当てか。」
独香「そういうのでは…あの、あなたの名前は?」
(本能寺。これが本当にならこの人…いや、人だけじゃない。まさかここ…)
ゴクリと息を呑む
信長「織田信長だ。俺の名を知らずに助けたのか。」