第3章 再開、そして出会い
しばらく頭が回らなかった
安土城へ行く? 私が?
ポカンと口を開け、信長さんを見つめていると
秀吉「 疑わしい者を城に連れていくなど…! 」と秀吉さんが声を上げる
信長「 では秀吉。お前はこいつの世話をしろ 」
秀吉「 お、俺がですか? 」
信長「 怪しいと思えばそこで斬れば良かろう。」
秀吉「 …分かりました 」
ちゃくちゃくと話が進んでいく
( 私の意見はないんですね…。逆らえないし、もうどうにでもなって下さい… )
政宗「 あ、独香お前怪我してたろ? 家康。こいつの怪我診てやってくれよ 」
クイッっと腕を優しく引かれる
家康「 何で俺が診なくちゃいけないんですか 」
政宗「 今見れるのはお前ぐらいだろーが。それによ… 」
急に声が聞こえなくなったと思えば、家康さんの目つきが変わる
家康「 分かりましたよ…。あんた、これ終わったらさっきいた部屋に居てよね 」
と言って私を見つめる
独香「 は、はい。ありがとうございます 」
三成「 信長さま、城へはいつお帰りになりますか? 」
信長「 この軍議が終わり次第、帰還するとしよう。独香、怪我を診てもらったら外へ来い。
馬は乗ったことあるか? 」
独香「 い、いえ… 」
信長「 ならば俺のに乗れ。良いな 」
独香「 はい。ありがとうございます 」