第6章 敵陣営へ
秀吉「 いかが致しますか 」
ほんの少しの焦りと後悔が混じった目に対して
信長は静かに答えた
「 政宗。お前の家臣から1人偵察を出せ。
乗り込まずに、まずは様子を探る。
少しでも危険な事があやつに起きたのなら、直々に取り戻す 」
政宗「 はっ 」
信長「 秀吉と光秀は、他の者にこの事を伝えておけ。
そして、城下の警備を厳しくさせろ。…それぞれ、行動にかかれ 」
「「 はっ 」」
信長「 …あやつの居ない城では笑顔が減るだろうな 」
部屋から出て行くのを横目に
なんともいえない感情を声に出す
「 戻ってきたら一緒に食べるとするか 」
色とりどりな自分の好物を思い出して
一人静かに、つまらまさそうに過ごし始める
…悔しそうに、口を噛み締めていることに気づかないまま-