第8章 誕生日のキス
大野さんに電話をかけようと思って
携帯電話を開くと、
…………プルルルプルルル
え、誰……?
非表示番号からの着信があった。
…………プルルルプルルル
これ、出た方がいい、のかな?
…………プルルルプルルル
『もし、、もし、?』
「………………」
『…………あ、の、、?』
「………………」
『どなた、、ですか、、、?』
「欲しいのは、みなみです。」
…………え?
振り向くと、
私を見て電話を掛ける
二宮くんの姿。
『……ッッ!!////
二宮、くん//////』