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バレーよりも甘い[HQ/R18]

第3章 ♡優しい先輩【菅原孝支】


それと一緒に、快楽への恐怖が襲ってくる。

どこかへ行ってしまうみたいな、くらくらした感覚。


『やっ、せんぱ...こわっ...い...あっ、ん』

「...大丈夫。俺がいるから、」

その言葉に、体の力が一気に抜ける。

『っあぁ、んっ、あ、っんん...!』

「っく...リンカっ...」

私が達すると同時に、先輩が引き抜かれる。

『...ん、先輩っ...。』

「ごめんっ、俺ゴムとか持ってなかったから...。汚しちゃって...。」

気付けば、お腹の辺りに暖かい液体がとろんとかかっている。


でも今は、それさえ愛しい。

「リンカ...んっ」

私は、あたふたする先輩を引き寄せてキスをする。


柔らかい唇がゆっくりと離れて、私の名前を紡ぐ。


「リンカ...好きだよ。」


『先輩、私も...。』


そのあと、着替えて先輩が引いてくれた布団に横たわると、眠気に襲われた。


ぱっぱと後片付けをする先輩が、「ねてていいよ。」と声をかけてくれる。



私は、お風呂に入っていないことに気がつき、慌てて時計を見る。


...まだマネージャーがお風呂には入ってもいい時間だ!


私は、痛い腰を持ち上げて先輩に『お風呂にはいってきます』と報告し、お風呂へ向かった。



その後ろ姿さえも可愛いと思う菅原だったのであった。




fin.
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