第2章 プレゼント【夜久衛輔】[生誕記念]
「っ...キッツ...動いていい?」
こくりと頷けばだんだんと速くなっていく腰を落とす速度。
深いところを突かれる度に、奥がギュッとしまるのが分かる。
『んっ...あぁ...』
「ね、俺、今まで...の誕生日、で一番幸せ...」
快感に顔を歪めながら放った言葉に、不覚にもドキッとしてしまう。
『わたし、も...』
そういいながら、衛輔の背中に手を回す。
『爪...。』
「いいよ、いっぱい...付けて、」
私はその言葉に甘えて、思いきり衛輔を抱き締める。
『も、りすけっ...』
「ん?...どしたっ?」
限界が近くなるにつれて、体が震えだし、うまくしゃべることもできない。
私は、腕に力を込めて、衛輔を引き寄せる。
『衛輔...だい、す、き...っああっ!』
「俺も...っ...!」
その言葉を最後に、二人で終わりを迎える。
『...はぁッ...はぁっ...』
「...今の、お前が悪い。」
そういいながら顔を真っ赤にする衛輔。
『...へへっ』
「なに笑ってんだよー」
頬を膨らませて怒る衛輔。
私は、そういうところも大好きだよ。
『...お誕生日おめでとう、衛輔!』
fin.