第5章 後悔とすれ違い

私は一通りの話をまふくんと天月さんにした。


｢つまり、そらるさんの嫉妬だと｣


｢嫉妬？？｣


｢え、そうじゃないの？｣


｢あの人が私に嫉妬する理由って無いよね｣


｢あ、うん（有るんだけどね……）｣


でも、あの時のそらるさんは怖かった。


それにこのまま仲悪い状態で過ごすのもよくない。


｢とりあえず、かりなは動かなくていいと思うよ｣


｢｢天月（さん）？？！｣｣


｢今回は勝手に暴走したそらるさんが悪いからね｣


｢確かに！かーちゃんは大人しくしててね！｣


私だって悪いのに何もしないなんて


それじゃあそらるさんに失礼じゃない？


でも、天月さんが珍しく言ってるし


まふくんだって強く言ってるから。


｢うん！今回は大人しくしとくね！｣


｢ダメだよ動いちゃ！｣


｢分かったよ！ありがとう｣


｢さて、そらるさんの方にも行きますか。｣


｢どうしたんですか？天月さん！｣


｢何でもないよ｣


(´・ε・｀)ﾑﾑﾑ


何でも無くないでしょ。


それなのに隠すなんて！


仕方ないかな。