第5章 弱音
二宮「ごめん…ってゆう?笑」
ゆうはただでさえ真っ赤だった顔をもっと赤くしていた
ゆう「ふぁ、ふぁーす、と、き、す」
二宮「ごめん、やだったよな」
ゆう「…二宮くん!」
二宮「ん?」
ゆう「好き!」
なんていきなり言うもんだから
二宮「ゆう」
ゆう「ん?」
二宮「寝ろ」
ゆう「えぇ〜!!」
二宮「ちゃんと休めよ」
ゆう「うん」
二宮「…ゆう」
ゆう「ん?」
二宮「…好き」
ゆう「二宮くんが言ってくれたー!」
二宮「その名字で呼ぶのやめてくんない?彼女なのに」
ゆう「え?なにがいい?」
二宮「なんでも」
ゆう「じゃあ和くんね!」
二宮「んーまあ許そう」
ゆう「ねぇねぇ和くん」
二宮「なんだ」
ゆう「呼んだだけ〜!!」
二宮「寝ろ…って寝てるし」
ゆうは幸せそうな顔で寝ていた
明日には治っているといいな
ゆうはきっとそう言うけど
ゆうは頑張りすぎなんだよ
そう言ってあげたい
いつか
ゆうの話をなんでも聞いてあげられるような
そんなやつになれたら