第5章 弱音
階段から誰かの足音がした
きっとゆうのお母さんだろう
ー ガチャ
母「和也くん、来てたのね!わざわざごめんね〜最近調子悪かったんだけど…」
二宮「え?最近?てことはずっとですか?」
母「腰が痛すぎて食べ物吐いちゃうこととか多くてね、ご飯も食べられてなかったからきっと疲れが出たんだと思うの」
二宮「すいません、全然俺気づけなくて」
母「いいのよ〜!私にもあんまり話さないから」
二宮「それより、おじさん元気ですか?」
母「あぁ、パパはね、元気にやってるわよ?笑」
二宮「ならいいんですけど」
ゆうのお父さんは仕事でアメリカに単身赴任している
いつ帰ってくるかはまだわからないらしい
二宮「もしよかったら俺ゆうのご飯とか作ります?」
母「あら、いいの?私これからまた用事で出かけるから」
二宮「全然いいっすよ暇なんで」
母「じゃーお願いします!冷蔵庫にあるもの使っていいから!」
二宮「わかりました〜。あ、鍵ちゃんとかけてってくださいね?」
母「あ!わかりました笑」
ゆうとおばさんは性格が似ている
天然なところとか
よしご飯作ろう
でもゆうおかゆ嫌いって言ってたしな、
…ゆうって意外と好き嫌い多くないか?