第2章 試合とアイス
その試合は私は打ったものの
2-0で負けてしまい
でも初試合にしてはいい試合になった
しかし
問題は付き物で
?「優香、ちょっといい?」
ゆう「あ、凜ちゃん…」
呼ばれて行ったのはプールサイド
誰もいなくて静か
凜「あのさ、今のチームじゃ無理でしょ、どう見たって」
ゆう「…そうだよね!!これから頑張ろ…」
凜「あんたがしっかりしてないからでしょ?今日負けたのもあんたがもっと指示してれば勝ってたでしょ!」
ゆう「え、ごめん…これからもっと指示できるようにするね」
凜「ほんっと、バカじゃないの」
そう言って凜ちゃんは部室に戻っていった
凜ちゃんはソフトがとても上手で
中学の頃対戦したことがあったけど
ずば抜けてた
けど周りを気にせずプレーしちゃうことが多くて
守備位置はショートだから要だし
もっと周りを見てやってほしくて
ずっと声掛けをしてきて
でも凜ちゃんは私のことが嫌いだから
他の人には優しいけど私には厳しい
キャプテンはそんなもんだからしょうがないんだけど
そんなことを凜ちゃんは私にいい
凜ちゃんは部室へ戻っていった
私は慣れているはずなのに
その場で泣き崩れた
そんなとき
「ゆう、お疲れ」
「にの、みやく、ん」
そう言い
上を見た瞬間
急に体があったかくなって
状況が理解できなくて
やっと理解できて
私は二宮くんに抱きしめられてて
二宮「うてたじゃん」
なんて笑いながら言うから
余計涙が出てきて
ゆう「にの、みやく、ん、わた、し…」
二宮「早く荷物とってこい、帰るぞ」
そう言って
私を体から離した
ゆう「…うん!!」
あぁ、二宮くんてこんなにやさしかったっけ