第12章 巨人化とは・・・
「エルヴィン、エレンが巨人化したら少し私に時間をくれないか?」
「どういう意味だ?」
「巨人化したエレンの内部構造を探ってみたい」
エルヴィンは一瞬目を見張り、
それを聞いていたリヴァイとハンジも真剣な表情で
エルヴィンの決定を待つ。
「そんな事が出来るのか?」
「わからぬ。だが、媒介である血液を飲ませたから、
同調しやすくなっているはずだ。巨人化の秘密が少しでも
見つかれば・・・という希望的観測でもある」
「・・・・許可しよう。ただし三分だけだ。
あと、もしもエレンが暴走したら、その時点でやめてもらう」
「充分だ」