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夢追い人の君へ捧げる【進撃の巨人 エルヴィン】

第11章 流されてしまいそう








ナナシ(とエルヴィンとハンジ)が作った朝食に舌鼓を打ちながら、
一同は本日の予定について話し合い、
午前中はエレンの巨人化実験に重点を置くことになった。


食後、ナナシは昨夜リヴァイ達にも話した事実を
エルヴィンに伝えるべく自室へと呼び出した。


「ナナシ、何だい?君から二人きりになりたいと言われると、
期待してしまうのだが・・・・」


重い空気を察してか、エルヴィンが軽口を叩いて
ナナシの緊張を解そうとしたが、彼の表情は真剣そのもので
エルヴィンも口を閉ざす。


「エルヴィン、色々と話したい事が沢山あり過ぎて
何から話そうか迷ったが、重要な事だけを簡潔に
言わせてもらうぞ」

「あぁ」

「今の私には以前には無い『制約』があり、
ローゼから一歩でも壁外に出れば死ぬ。そして、
余命も五ヶ月弱しかない。だが、その代わり生体エネルギーを
操る能力が復活している。私をどのように使うかは
お主の采配次第だ」


簡潔に告げられた言葉にエルヴィンは言葉を失い硬直した。




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