第1章 前作までのあらすじなど・・・
*【ソロモン】(オリキャラ)
七十年程前にナナシが愛した人間の男。
金髪碧眼の美丈夫で、長い髪を一つに結わえていた。
『迅鬼狼』の団長で『金狼』とも呼ばれていた。
ナナシを愛しており、ナナシに近づく悪い虫は徹底的に
笑顔で排除するという一面もあったらしい。
ナナシと契約し超人的な身体能力を身につけ、
生来の賢さで迅鬼狼を引っ張っていたが、
無実の罪で投獄され斬首刑になる。
エルヴィンはまだ知らないが、実はエルヴィンの祖父に当たる。
*【迅鬼狼】(じんきろう)
ソロモンが団長、ナナシが副長として組織した昔の最強軍隊。
覚悟と素質があった者のみ改造手術が行われ(拒否する事も可能)、
ソロモン程ではないにしろ超人的な能力を身につけた人間が
巨人と戦っていたが、王政に危険視され無実の罪で壊滅させられる。
*【五人の眷属】(オリキャラ)
ナナシに仕える五人の眷属は、ナナシが異世に不在の場合、
畑仕事したり色々家の事をやってくれている。
ナナシに拾われ助けられた刷り込みからか、
個体差はあるもののナナシにかな~り好意を寄せている。
おかん、紳士、ゴロツキ、ヤンデレ、天然という個性ある面々。
進撃世界の長時間滞在する事は不可能だが、
ヒット・アンド・アウェイは可能。
でも、それをやるとナナシに怒られるのでやらない。
ナナシに支援物資を送っている。
*【ナナシと五人眷属達の関係】(オリキャラ)
ナナシは『家族』と言っているが、眷属達は個体差があるものの
『主従関係』と考えている。
『異世』では、眷属になる前の状態(主の庇護が無い状態)
では生きていくのが難しい世界で、必ず主が必要。
でも、庇護を受けていない存在が多過ぎて
「うちにはもう眷属いるからいらない」と言って追い出されるのが常。
ナナシの眷属達は五人ともボロボロになって死にそうになっていた所、
たまたまナナシに拾われ事なきを得たので、
ナナシに対する恩義は凄まじい。
愛情を持って接しても『主従の契約』をした時点で対等では
無くなってしまったため、叶わない恋心を持て余している
可哀想な存在でもある。
『主従の契約』により主からそれぞれの個性にあった力を
分け与えられ、領地を守る番人となる。