第28章 何故、こうなったのか?
「・・・なぁ、リヴァイ。ペトラに感謝せねばならぬというのは
わかっているのに、私は今とても泣きたい気持ちでいる・・・
男として。そして、今とてつもなく、この原因を作った男を
殺したい・・・」
「・・・・気持ちはわかるが、落ち着け。明日美味いもん
持ってきてやるから、今日の所は大人しく寝ろ」
何と返してやれば良いのかわからなかったがリヴァイなりに
励ましてナナシを落ち着かせる。
普通に考えて、男がケツ掘られて出血して女の生理用品を
使う羽目になったら、強姦魔を殺したいと思うのは当然だと
思うので、今回はエルヴィンが殺されてもある意味仕方ないと諦めた。
むしろ、今までよく殺されなかったなと感心しているくらいだ。
まぁ、本当に殺されると困るので、半殺しにされた所で
止めに入ろうと心に決めたリヴァイだった。