第1章 前作までのあらすじなど・・・
【前作:「過去と、今と、未来の狭間で」のざっくりなあらすじ】
夢主であるナナシは約100年程前
進撃世界のソロモンという男に一目惚れをして契約し、
『迅鬼狼(じんきろう)』という今の調査兵団と
同じ活動をしていた組織に属し副長として戦っていたが、
王政に危険視されてしまい、ソロモンが無実の罪で処刑され、
迅鬼狼も全滅に近い状態になる。
数少ない迅鬼狼の生き残りを地下街に逃したり
社会復帰させた後は、
処刑後バラバラにされたソロモンの遺体集めに奔走した。
遺体集めをしている中で、若いピクシス、幼いエルヴィン、
幼いミケ、若いリヴァイと出会い、別れ、
十数年後、再会を果たし、ゴリ押しされて
半年契約で調査兵団の教官として働くことになった。
エルヴィンの愛情あるセクハラ&パワハラ攻撃を受けつつも
紆余曲折あり、
ナナシがエルヴィンへの愛情に気づいた矢先、
エルヴィンがソロモンの孫だと知り動揺。
過去犯した罪の意識などからエルヴィンから距離を取ろうとして
二人がギクシャクしている最中、エルヴィンが暗殺されかかるが、
ナナシがエルヴィンを狙撃から守り瀕死の重傷を負った。
一度『異世』の実家に強制送還され傷を癒やして戻ったが、
すぐにエルヴィンに捕まり
愛の暴走故の強姦の憂き目に遭いつつ、
何だかんだ愛してしまったのでそれも許してしまう。
ソロモンの最後の遺体の一部である『心臓』を
取り返しに行ったら
昔の病んだ仲間が非道な人体実験をしていたため、
ナナシはエルヴィン達の力を借りて容赦なく皆殺しにした。
『心臓』を取り戻したナナシは
自身の寿命が尽きかけている事に気付き、
自分が死んでもまた皆と再会出来るようにと
『心臓』をエルヴィンに預け
彼と最期の夜を過ごした。
二人は初めてここで、
両思いの互いを求める行為をし、
ナナシは朝方、寿命を迎え砂になって消えてしまった。
ナナシが消えた後も、ナナシが戻ってくると信じて
エルヴィンは執務室にナナシが大事にしていた犬のぬいぐるみを飾っている。