第6章 これは恋のゲームだよな?
「えっ?なんでここに?」
僕は気がついたら知らぬベッドにいた。目の前には武田部長がいる。
「ここどこか知ってる?ラブホっていうところ。もちろん怪しまれないように変装もバッチリで。でも悠真くん随分とお酒に酔ってたみたいね。車なら大丈夫よ。郵便局に停めておけばいいし、明日も仕事でしょう?私は車で行って悠真君がバスで行けば怪しまれないわ。タクシーでもいいけど。」
俺はベッドから慌てて起きて莉子にまた連絡を入れた。会社の同僚と食べていくと連絡したんだが、急な仕事が立て込んで郵便局で泊まりがけでやることになったと。暫くして返事が届き安堵する。
わかったわ、頑張ってきてねと。疑う様子もなくありがたいけどそれはこれでいいのだろうか?
「連絡は済んだの?」
「あっ、はい。」
「今日は一緒にお風呂でも入りましょうか?」
武田部長の誘いに頷き、僕はホテルの部屋のお風呂を沸かしに行った。
「今日のためにいいのを買ってきたのよ。ほら!」
僕が浴室から戻ると笑顔の部長が僕に見せびらかすように話した。
「泡の入浴剤?」
「そう、これを入れてはいるのよ。楽しそうでしょー。」
「うん・・・。」
暫く僕たちはテレビを見たりしていたけどお風呂が沸いてお互い着替えるために脱衣所に行った。
パサンッと部長が全身脱ぐと久しぶりの感情が沸いてきた。