第8章 初参戦
時間短縮で二人でお風呂に入り身支度を整えた。
『おそ、発情を処理してくれてありがとう、その…凄く気持ち良かった…』
「お礼なんかいらねぇよ、俺もスッキリさせてもらっちゃったしね♪」
おその部屋を出て執務室に戻り、まだ帰らない皆を待つ間自分の武器を出す事に挑戦する。
私の武器…暗殺系のライフルじゃない、皆を守れる様な武器…私でも扱える武器…彼等の敵を一掃出来る様な武器…私は自分の武器知識の中からイメージする。
出た…なんだ、やれば出来るんじゃんっ!!
『おそっ!!見て見てっ!!出来た♪私の武器っ!!』
「タキ?お前って暗殺タイプじゃなかったっけ?何…その小さいガトリングみたいなの…」
おそ、驚いてる…まぁそうよね、そもそもが殺し屋だったから私=暗殺ってイメージでおそは見てたよね。
『ウフフ♪可愛いでしょ♪これはね、XM556って言ってね、 1秒間に撃てる弾の数を増やすために開発された多砲身機関銃、いわゆる「ガトリング」式を手持ちできるサイズにまで小型軽量化した代物で 5.56mm弾を使用する機関銃だよ。
全長22インチ(約56cm)、重量は16ポンド(約7.3㎏)。
今現在使用されているM249軽機関銃よりも1kg近く軽量されてるのよ♪凄くない?これなら私でも扱える!皆の敵を一掃出来るし守れる!』
「タキって銃に関してのウンチクは相変わらずだねぇ、まぁ明後日の交渉での作戦の中に手駒が増えたんだからいい事なんじゃね♪」
『トドのSIG MPX と私のXM556があれば一人残らず蜂の巣よ、それに弾薬は無制限だしね♪』
「ハハハッ!チート過ぎて怖いわぁ♪けどな、調子に乗って無茶な事だけはするなよ?俺達を守るよりもまず自分を守れ、わかったか?」
笑ってたと思ったら急に真っ直ぐに私の目を見て言い聞かせるようにおそは言う。
『おそもカラと同じ事言うのね…大丈夫、無茶はしないって約束するよ』
「その言葉忘れんなよ」
『うん』
「んじゃ、あいつら帰ってくるまで寝るかな♪タキおいで、お前も寝るだろ?」
『おそは本当に寝るのが好きね、まぁ私もそんなおその上で寝るのは癒されるから好きだけどね…』
私はそう一人ごちながらおその上にのると心臓の位置に頭をおく、よかった…もう匂いはない、今度こそお昼寝に入る……………。