第4章 力の吸収訓練
『試すの?』
そう言われてもなぁ…銃火器以外ってよくわかんないし…。
「オレなら聖剣エクスカリバーぐらいいくだろう」
カラがフフン♪とした顔でよくわかんない事言ってる。
聖剣エクスカリバーって何?わかんないけど剣なのは確かよね?カラのイメージで似合う剣を想像してみるか…。
『それがどんな剣かわかんないけど、カラをイメージしてやってみていい?』
「OK ! かまわないぜ、タキの中のオレのイメージか…立派な剣ができそうだ♪やはりエクスカリバーだろ?」
『じゃあ…いくよ』
「ヒヒ…カラ松兄さんのエクスカリバーって、そのまん中の粗末な物の事だったりして…」
カラの力を吸収してる時にいちが余計な事を言うからぁ…。
『いちが変な事言うから…ごめん…カラ、やっぱり実際武器の知識ないとイメージが偏る…でも、これはこれである意味立派ね』
「………oh … 」
具現化したのは…カラのアソコだと思う、持ち手は立派だけど、つばから先はシリコンかしら…カラのアソコ?の形をした剣。私はまじまじと眺めた…あら?このスイッチは何かしらね?
『ねぇ?カラ、ここにスイッチある』
カラは呆然としながらも私から剣?を受け取ると、指摘したスイッチを押す、青く光ってウィンウィンくねってる。
「聖剣じゃなくて性剣だね…プッ…クク…」
「おいおいおいまてまてまてっ!!それただのデカイバイブだろっっ!!一松も何上手いこと言ったみたいな顔してんの!?」
「アッハッハーッ!!ヤベェね、ぼくも欲しいっ!!」
「アハハハッッ!!やめてよね~ボクお腹痛い~!!確かにある意味破壊力抜群だよね~!!ギャハハハ…」
スイッチを入れた事でさらに呆然自失状態のカラから剣?を取り上げるとチョロに差し出して聞く。
『チョロ?これバイブって言うの?エクスカリバーじゃないの?』
「いや、まったく違うからねっ!!ちょっと、それこっちに向けるのやめてくれない!?おそ松兄さんも笑ってないでなんとかしてくれよ!?」
ボスも皆と同じくお腹を抱えて笑ってる…何?コレってそんなに可笑しい物なの?
「アッハッハ…あー笑ったぁ…けどさ、これではっきりしたじゃん♪タキがその武器の知識とビジュアルを持ってないと、まともな具現化出来ないって事がさ。俺もさすがにそんな物が出てくるとは思わなかったけどな♪」