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【おそ松さん】とあるタヌキの事情

第13章 神なんてくそくらえ


「まぁ、オレの子供出来たらそれはそれでいいなって思ったから途中からゴムも付けなかったんだが…」

「お前ねぇっ?何やってんのっ!?お兄ちゃんそんな責任感のない教育した覚えありませんっ!!?」

「えっ?いい考えだと思ったんだがなぁ?子供が出来たらどこかに行こうなんて絶対考えないだろうしな。
それにオレ達兄弟は誰が誰でも一緒じゃないか、オレじゃなくてもタキとbrother達のうちの誰かの子供ならオレは可愛がる自信あるぞ♪」

そう言いながら当たり前の事ように笑うカラさんが怖いわぁ…。
おそさん…あんた大変だねぇ、まあうちの次男も同じ本質持ってるんだから他人事じゃないんだけどね。
とりあえずはだ、隣に座ったカラ松に感想聞いてみよ~♪

お「おいカラ松ぅっ!お前ねぇっ!俺より先に童貞卒業するんじゃねぇよっ!!?」

カ「お、おそ松…す、すまない…」

お「でっ…?どうだったの~?お兄ちゃんに教えてよ?やっぱアレ?やっぱり宇宙?めくるめく宇宙なの?」

カ「へっ?あっ…あ~…う、うん、めくるめくったぞっ!めくるめくともさっ!!すさまじかったぞ~?アレは…」

お「何が?」

カ「いや、え~と…と、とにかくすんごいんだからっ!!もうっ!!」

ダメだこりゃ、何がすんごいのかわっかんねぇよっ!?
まぁ、俺もやってみりゃ分かるか♪

お「ふ~ん…」

弟達は弟達で盛り上がってる、あいつらはどんな事するつもりなのかねぇ?
俺はどんな事しようかな~…まずはおそさんにお手本見せて貰った方がいいかもしれないなぁ。

晩飯を食べて俺達は屋敷へ帰る。
部屋に放りこんできた元山神ちゃんは縛られてる縄から抜け出そうとしてたのかねぇ…。
ベッドの上に置いていったのに下に転がってた、ついでに普通のロープで足も縛って行ったから仕方ねぇか。

「おいおい、何無駄な事しちゃってんの~?」

『ヴッ!!?』

あ~あ、ビクッとして怯えてるのが傍目にもわかっちゃうよ?
よっぽどおそさん達が怖かったのかなあ♪

お「なぁなぁ?元山神ちゃんはお腹空いてる~?俺が食べさせてあげよっか?」

テーブルに置いたテイクアウトしてもらったオードブルを指差す。
元山神ちゃんは俺達を睨みながら首を振る。

「あらら…嫌われちゃってるねぇ、でも食べとかないと今からめっちゃ体力使う事しちゃうから後でお腹空くよ~?」
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