第11章 エチケット袋は必須ですから
う~ん…なかなかに忍耐強いわね…。
いいよ♪待ってあげる。
『皆?大丈夫?もうちょっとだから待っててね♪』
お「おいおい…マジかよ~…まるでサイコキラーじゃね?」
ト「敵よりボクはタキちゃんのほうが別の意味で怖いんだけどっ!!」
カ「え、英語の歌なんて格好いいなっ!」
チ「お前ら静かにしろよっ!!」
一「ギャップ萌え……」
十「アハハーッ!何の歌なのかなぁ?上手だったねっ!」
赤塚の皆は身体を伏せながら、口々に感想を言ってる。
『アハハ♪誉めてくれてありがとね♪マザーグースの唄は和訳が面白いんだよ?んっとねぇ…リジー・ボーデン斧を取り♪ 母を40回 滅多打ち♪ 自分のした結果に気がついて♪ 父を41回 滅多打ち♪ってね、面白いでしょ?ちなみにこれなわとびの数え唄らしいよ~?』
ト「聞くんじゃなかったーっ!!」
十「アハハ…こいつぁひでぇっ!!」
カ「むちゃくちゃ怖い内容だな…」
お「マジでサイコキラーばりじゃね?」
一「ヒヒ…いいね…おれそういうの好きかも」
チ「だから静かにしろってお前らっ!!」
んっ!応接室の外から銃声が聞こえる…皆戻って来たかな♪
一応構えて待つ。
「撃つなよ~♪ただいま」
『お帰りなさい♪ボス』
「ハハッ!派手に殺ったねぇ♪入れねぇじゃん」
『部屋の外に三人ぐらいいた?』
「いたよ、出るに出られなかったみたいだけどな♪」
『そう、そこに山積みになってる奴らちゃんと死んでるか確認しなきゃね?』
「え~?これ以上床をミンチ肉まみれにするの?業者さんが大変だからやめてあげて」
『たぶん…ミンチ以外の汚物も混じるわよ…これ見たらだけど♪皆もう大丈夫よ?こっちおいでよ』
伏せていた赤塚の皆が集まる、戸口に山積みになった人間だったモノを暫し凝視する。
頭が理解した瞬間、聞かせられない音と共に赤塚の皆は揃って盛大に胃袋の中身をぶちまけました♪人間の死体を見ての初ゲロおめでとう☆
何回も見てたらそのうち馴れるわよ…私みたいに…だって私も初めて人を殺した時と死体を見た時は盛大に吐いて吐いて吐きまくりだったもの…。
『ほらね?』
「うぇっ!こっちまで貰いゲロしそうなんだけど~勘弁してくれよ~…」
『てか…これじゃあ応接室から出られないわね…私裸足だし…正直ミンチの上踏むのやなんだけど…』