• テキストサイズ

ドS彼氏の愛しかた

第2章 ドS彼氏、本性現れる



「……そっか……。もう俺でいっぱい、か……
……でもお前は、俺の全てを知ってる訳じゃないだろ……?
だからさぁ……」


彼はもう鼻と鼻がくっつきそうなくらいに顔を近づけてくる。

手を押さえられているので逃れることが出来ない。


そして彼は、静かに微笑んだのだった。


「今からたっぷりお前をいじめて、俺のこと…教えてやるよ……
……ん……」

「んんっ…………」


再び彼の熱く柔らかい唇が私のそれに重なった。


彼はさっきとは違い、顔の角度を変えたり、私の唇を舐めたりしてくる。

そのキスは甘く、とろけそうなもので、
私の身体を熱くさせる。


「……はっ……。
…くくっ。お前、涙目になってるぜ?
ったく…………可愛すぎるだろ……」



彼は唇を離したが、私の目を少しだけ見た後、また顔を近づけてきた。



「そんな顔されたら、止まれなくなるじゃねぇか……」

「っ…………」


またキスされる…………!

そう思い、目を瞑った時


__キーンコーンカーンコーン__


予鈴が学校に響いた。

/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp