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【アイシールド21】青空と君

第1章 突然の別れ、そして出会い


『アメリカに行けば、もっと強くなれる。俺は上を目指したい』
『・・・そんなの、勝手すぎるよ』
『・・?』
『最近の筧、おかしいよ。昔はもっと仲間を大切にチームプレイを楽しんでいたのに、今はチームの事より自分の力を付けることしか見えてない、どうして周りを見ようとしないの?』


の悲痛な叫びに、筧は目を見開いていたが、それも一瞬で、直ぐに真顔になると視線を反らされてしまった


『俺は強くなりたいんだ、ここにいたところで俺は今以上に延びることは出来ない』
『そんな事ないよ、筧が皆を引っ張ればいいじゃない!皆だって頑張ってるんだよ?』
『無駄だ、いくらこのチームを鍛えても日本一は無理だ。実力が伴わないチームメイトとはもう』


パンッ


気付いた時には手を上げていた
平手打ちを受けた筧は驚きに叩かれた頬を押さえながらを見下ろすと、は睨み付けながら涙を流していた


『筧は何も分かってない、一番大切な物を捨てるような事・・ッ、筧なんて大嫌いだ!』


その日を境に、は筧の前に現れなくなった、同じ学校だから姿を見かける事はあっても筧と目も合わせず、スレ違ってもまるで見えていないように通りすぎる。


筧は、複雑な気持ちを抱きながらもとの和解の機会を作る事も出来ないまま渡米する事となった。


それから月日は流れ・・


『うわっ!』
『だ、大丈夫?水町君?』
『あは、大丈夫大丈夫!ちっと焦りすぎちゃっただけだし、それよりさ、明日暇だったらデートしようよデート!』
『もう、水町君の冗談は聞きあきたよ』
『冗談じゃないって言ってるじゃん、俺好きなんだの事』
『えっ・・』
『信じてない?』
『だ、だって私なんて何の取り柄もないただの女子中学生なのに』
『取り柄とか関係ないって、俺さとは会った時からお前の事で胸がいっぱい何だ、お前の事以外考えられないってくらい』
『・・水町君、彼女いないの?』
『いるわけないっしょ!?俺が好きな子はだけだし』
『ッ!水町君モテるのに、内のクラスの女の子達も水町君に好意を寄せてる子少なくないんだよ』
『へ~、でも関係ないよ』
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