第106章 恋した記憶、愛した事実《27》

「はぁ…はぁ……堪りませんなぁ……」

「んんっ！！んーーっ！！！」



陽菜の胸に顔を埋めながら、胸を揉んでいく鬼原。
陽菜は押さえつけられながらも、必死に力を入れて抵抗する。


「(やっ………家康…助け、て…)」


声が出せず、心の中で助けを求めるが、その間も鬼原の手の動きが止まることはない。


「(……も……や、だ………きも、ち…わ、る……)」


胸を中心に触られ、触られる嫌悪で陽菜の身体は震えが止まらず、お腹の底から吐き気が込み上げてきそうになる。

そのとき……








「っ！！？んんっーーーーーーーー！！！！」




太腿を急に触られ、ビクリ！と陽菜の身体は反応する。
鬼原の手は陽菜の内腿を、ゆっくりと滑らせていく。


「んんーっ！！！んんーっ！！！」


鬼原の手の動きに、陽菜は目を大きく見開き、押さえつけられながらも、なんとか脚をバタつかせて抵抗する。


「陽菜様は、良い反応をされますなぁ…おいっ！足広げてしっかり押さえておけ。」


鬼原は陽菜の胸から顔を離し、従者に指示を出す。
陽菜は広げられないように、足に力を入れるが、あっけなく従者に足を広げられ………



「ぐふっ………こちらはどうですかなぁっ……」



鬼原は陽菜の着物の裾を捲し上げ、陽菜のさらけ出された秘部に、息を荒くし、顔を近づけた。