第13章 ~if~『武将で家族』
戦国時代へタイムスリップして、少しばかりこちらの時代に慣れてき、秀吉からの疑いも晴れたころ
寝る支度を終えた陽菜は姉に声をかけた
「ねぇ、お姉ちゃん…」
「何?」
「疑われてたときから思ってたけど、秀吉さんって世話焼きだよね」
香菜は寝る支度をしながら秀吉の行動を思いだし
「確かに。私もそれ思ってた」
同意した
「やっぱり?母親みたいな世話焼きだよね?」
「言われてみれば母親かも……小さい子どもに言うみたいに『危ないだろ』とか良く言われた気がする」
「私、用事で秀吉さんの御殿に行ったら、三成くんのお世話してるの見たよ。」
「じゃあ……三成くんは秀吉さんの子ども?………」
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『こら、三成!本ばっか読んでないで、ちゃんとご飯食べなさい!』
『すみません。お母様…』
『ご飯食べて終わってから、本は読みなさい』
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「ダメ!想像したら笑けてきた!」
思わず笑う陽菜。香菜も自分で言っといて、肩を震わせて笑う
「じゃあさっ!信長様は家族でいうとどんなイメージ?」
笑いながら陽菜が聞くと
「信長様は………」