第77章 姉と世話焼きの勘違い ※R18
褥の上でぐったりした香菜。
肩で息をついているが、それさえもさせる暇もなく、秀吉は未だ繋がっているのを、また香菜の中で動かす。
「っあん!……秀吉さん!待って!さっき…!」
「香菜が可愛すぎて治まらない。安心しろ。身籠っても、俺が香菜のこと支えるから。」
「そうじゃなっ…!ひゃん…!」
「二人の幸せの証し。早く会いたいからな。いっぱい愛してやる」
「ちょっと待っ…!…ああぁぁ……!」
そのあとも秀吉に存分に愛された香菜
翌日、あまりの腰の痛さに、香菜は起き上がることが出来ず、秀吉の言ったとおり、褥から出れなかったので、一日針仕事を休んだ。
一日休んだことで、顔色も良くなったが、首筋の赤いしるしが濃く、翌日からはしるしが薄くなるまで、自室で針仕事を再開。遅れている分を取り戻し、依頼されていたものが完成し、信長の羽織も、宴の数日前に完成した。
「お姉ちゃん!無事に完成したんだね!良かった~…間に合って。」
「良かったね。秀吉さんの誤解も解けて」
「家康。懐妊してないってわかってたなら、ちゃんと言え。」
「秀吉さんが聞く耳持たなかったんですけど。」
迷惑をかけたお詫びにと、秀吉は姉妹と家康を自身の御殿に招き、お茶を淹れていた。
「でもお姉ちゃんに子供できたら、私伯母さんになるのか~…なんか嬉しいけど、この歳で伯母さんって複雑……」
「それを言うなら、私だって陽菜に子供ができたら、伯母さんになるわよ。」
「「………」」
姉妹は自分の恋人たちの前で、何も気にせず、子供の話をしだす。
それを、静かに聞いている恋人たちは………
「「(後で、たっぷり可愛がってやる……)」」
そう思いながら、お茶を飲んでいた。
姉妹に子供が出来るのは………
そう遠くない未来………?
~完~