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イケメン戦国『あなたに夢中』

第76章 お医者さんごっこ part2 家康side ※R18


情事が終わったあと、二人は陽菜が作った雑炊を、食べさせあっていた。

「冷めちゃったから、美味しくないでしょ?」

「いや、美味しいよ。」

家康が食べると、次は家康が陽菜の口へと匙を運ぶ。
これを何度も交代して、二人は雑炊を完食した。


「もう、熱も下がってるね。良かった。」

コツンと額同士を合わせて、熱を測る陽菜。
これで三回目だが、この測り方に、家康は慣れない。
額を合わせたまま、離れない陽菜。家康が口を開こうとすると、先に陽菜が口を開いて


「……家康……。あの、なんでキスしてくれないの…?」

「は?きす?」

「あ!……口づけのこと…、その…する前も、熱は下がってたのに、唇の端にしかしなかったから…///」


ゴニョゴニョ言いながら、ゆっくりと顔を離していく陽菜。


「下がったとはいえ、完全じゃないから。陽菜にうつしたくなかったから、しなかった。」

「…それもそうだよね。たぶんそうだとは思っていたんだけど……今日は家康と一緒にいるのに、触れれないのが、なんだか辛くて……。家康が辛いときに、こんなこと考えててごめん。」


俺だって陽菜と一緒にいるのに、触れれなくて、辛かった。結果、触れてしまったけど……最初に額をくっつけてきたときから、正直触れたいと思っていたし。そう言えば、額をくっ付けてきたことに驚いたことを話すと、


「あれ、実は、好きな人にやってみたかったことなの///」


でも恥ずかしかったと、頬を赤らめる陽菜。
なら、今度は俺がしよう。と、そう心に決める家康。



「でも、看病してくれて、ありがとう。……陽菜先生。」


「もう!先生って恥ずかしいよ!///」


家康の口を両手で塞ぐ陽菜。
その上から、チュッと口づけを落とし


「治ったら……いっぱい、キスしてね///」




翌日には完全に治った家康。早めに登城して、陽菜の部屋に行き、言葉通り、陽菜の唇にたくさんのキスを落とした。




~完~
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