第69章 恋から愛へ《28》 ※R18
フワっ……
急に身体が浮き、咄嗟に、家康の首にしがみつく。
しっかり掴まってて。と家康は言って、横抱きのまま私を運び、敷かれている褥の上に、そっと降ろしてくれ、自分も私の真向かいに座る。
「……いえや、す…」
「…陽菜……」
陽菜の両頬を挟んで、熱が孕んだ瞳を陽菜に向ける。
「……いい?」
家康との、この先を期待している陽菜は、ゆっくりと頷き、陽菜の頷きを見て、家康は優しい口づけを落として、抱き締めた。
陽菜の帯を解き、着物も脱がせて、そっと褥に陽菜を押し倒す家康。
真っ赤になって、目に少しだけ涙が溜まり、不安げに家康を見上げる陽菜。
その陽菜の表情に、家康はゴクリと唾を飲みこみ、口づけをして
「…すごい……綺麗…」
耳元で囁いて、耳の縁をペロリと舐めた。
「…あぁ、んっ…」
自分の口から、吐息混じりの高い声が出て、思わず手で塞ぐ。
だけど、家康にそっと外され、
「…声、隠さないで、聞かせて…」
色気の含んだ声でお願いされ
ペロ…ペロ……
「ん…ぁ、いえや……ぁ…」
耳の縁を舐めながら、家康は掴んでいた手を離し、陽菜の胸を揉みはじめる。
「…あ………はぁ、んっ………ぁ…」
耳の縁を舐めていたのを、いつの間にか家康はやめ、首から鎖骨に向かって、たくさん口づけを落としていく。
そして、
………ペロ…
「っひゃぁんっ!」
胸の頂を舐められ、ビクリと反応する。
ペロ……チロチロ……チュパ………
……クリクリ、キュッ……クリ…
「あぁ!……はぁ、ぁ……ふっ、あ、ぁ…あぁ……」
右胸の頂を、舐めたり舌で転がしたりし、左胸の頂は、指で摘まんでクリクリ弄ったりと、左右で違う刺激を、陽菜に与えていく。