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DIVE TO BLUE 【気象系BL】

第2章 *:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚・✽


【blue moon 2】





このまま、何事もなかったように



当たり前の毎日に戻ればいい







きっとその方が、
これ以上、誰も傷付かないで済む



アイツらだって、もう巻き込まれたくないからと



嘘をついたのかも知れない







テレビの音と一緒に聞こえる、潤の笑い声





ひどく、懐かしい気がした






「翔、俺…先に風呂入るわ」


「ああ」





パタン、とドアが閉じて


潤が部屋から出ていくと





リビングは、

また、しんと静まり返った






裏腹に騒ぎ出す鼓動は……



そのことばかり考えさせる







窓際に立つと、



ガラスの向こう側





月が、俺を見下ろしていた



暗闇に浮かぶ


蒼白い欠けた月は……







あの夜と似ている








赤く染まった掌は


罪は、


一生、消えはしない





未だに残ってる、


父親を刺した感覚と


アイツを刺した……




汚れた自分








なのに、俺はどうかしてる







"しょーちゃんっ!"







アイツの笑顔が、

アイツが、俺の為に嘘をついたという事実が




………嬉しいだなんて





雅紀の笑顔は、

忘れるどころか、色褪せていない






テーブルに置いたままだった携帯を手にして、




着信履歴を辿る









「……もしもし、

俺。あのさ……近いうちに会えないかな」






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