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DIVE TO BLUE 【気象系BL】

第2章 *:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚・✽


【愛しいひと 2】



両頬を掌で包むと、
涙の痕にそっと触れた


濡れた黒い瞳に、自分を写して……
放したばかりの唇にもいちど重ねる


自然と開いた隙間に舌を入れると、急かすように絡まった




俺から求めても
この人はちゃんと、それ以上に求めてくれる



角度を変えながら、もっと、もっと、と深く繋がって……



背中に回される優しい腕

溶けるような感覚に、頭がぼうっとなった




漏れる吐息とともに、大きく肩を揺らすと

大好きな笑顔が、俺を見つめてくれる



少しだけ、ホッとして
掌をシャツに滑り込ませた



捲り上げたシャツから、露になる上半身


健康的な肌に、
撫でるように掌を這わすと


俺の白い手が、ヤらしく映える




身体ごと下へとずらして、
ちゅ、ちゅ、とキスを繰り返しながら……



胸の尖りを吸い上げ

消えかけた痕に、新たに想いを残す





だけど、

いつもその場所で、動きを止める



何度、身体を重ねても
やっぱり胸が締め付けられて

きっと、永遠に
忘れることはないんだと思う



滑らかな肌なのに、左腹に残る線状の痕


未だに残る傷痕は

俺のせいで、雅紀が受けた傷み




辿るように傷痕に舌を這わせ、慈しむようにキスを繰り返す



「くすぐったいって……」



俺の頭を優しく撫でながら、


見上げた視線の先には、


泣いてる雅紀の顔







「まぁた、泣いてんの?」


「泣いてないよ」





綺麗な涙

自分が傷付くよりも、
他人が傷付くことに胸を痛めてる




「そんなに櫻井が大事?」




わかってるけどさ

ごめんね。聞きたくなんの




こうして側にいるのにね




お前は、誰にだって優しいから




「だって…
しょーちゃんには、あの子しかいないでしょ…?」


「俺には、
カズがいるから」





……数秒前の台詞に後悔してる



俺が、欲しい言葉を
コイツは、的確に与えてくれる





「ね、やっぱ今日は

俺がシてもいい?」


「え?」


「なんかさ、すげー

むちゃくちゃにしてやりたくなった」






いつも、与えて貰ってばかりだからさ


今日は、


俺が、


何にも考えられないくらい、


与えてあげる





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