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DIVE TO BLUE 【気象系BL】

第2章 *:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚・✽


【愛しいひと 1】




潤くんを送って、部屋に戻る

確かに気配はあるのに、しんとしたリビング




ソファーにゆっくり近付くと
デカイ身体を丸めて、小さくなってた




「雅紀…」




そう呼んでも、
ますますソファーに顔を埋めて……


こっちを見ようともしない





小さくため息をついて、
ソファーにぴったりくっついて、ラグの上に正座した



「……」



すんっ、と鼻を啜る音


顔を覗き込もうにも、頑なに背もたれを向いたままで……




「ホントにね……
バカだよ。お前は」


「……バカとか、言うな」





ぼそっと囁く声に、思わず目を細める





「何もね?お前が悪者になることなかったのに…」




ぎゅっと、広い背中に腕を回した




相変わらず優し過ぎるコイツは

誰より繊細で傷付きやすい



「……潤くん、大丈夫だった?」

「多分…ね。」

「良かった……」





"最善"だって、
雅紀が考えた芝居



"いい?リビングに入って来ないでね"

"あ、でも。

仕事一段落してから、顔見せてね"



意味ありげに伝えられた台詞

隠し事を出来ない下手な表情



あの子を連れて来た時点で、何となくな予感はあったけど……





バカだな


リビングで潤くんを押し倒してるお前を見て、
そういうことか、って何となくわかったよ




だから、合わせてやったけど、
もっと他に、やり方あったでしょうよ



俺らの過去を、これ以上詮索されないようにって、

お前は自分を犠牲にしたんだろ?




そんなお前に、
俺は、何が、出来るんだろうね






「……まぁくん」





囁くように、名前を呼んだ




そんな風に呼ぶこと、
あんまりないから


照れくさそうに、なんだよ、ってやっとこっちを見てくれる






「なぁ、
いくら仕方なかったにしてもさ……」





痛々しい赤い目を見つめて、柔らかい髪に触れる





「俺、ちょっと妬いたよ?」





言わなくても、
わかるだろーけどさ


あえて、言葉にした


本音はね?櫻井を庇うお前にも、いい気してないよ





「抱いてよ。

俺ね…すげー、まぁくんとシたい」




唇を重ねながら、体重をかけた





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