第2章 *:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚・✽
【lose control 5】
車の中
暗い夜道
助手席で揺られながら、
ボンヤリと、運転する横顔を見つめていた
……無表情、ポーカーフェイス?
感情を出さない表情は
どうしていいかわからない
怒ってる?
それとも、ショック、なのかな
「……大丈夫?」
張り詰めた空気に
優しい声が響いて、
少しだけ力が抜けた
「びっくりしたでしょ?
たまーにね、
病気?…っつーのかな……あんだよね」
ふふ、って笑ってはいるけど
カズさんの切ない表情に、胸が痛む
「あの…っ、あれって……
じゃあ……」
ホント、だってこと……?
「カズさんは…、
何とも思わないんですか」
「俺はね…
付き合い長いし、もー
そうゆうのひっくるめて受け入れてるからね」
だから、いいんだよ…って、
当たり前みたいに、言った
俺には、とても理解出来ないけど
それならやっぱり、
翔は自分を追い詰めてるだけなのか……
「俺がさ、ちゃんと言い聞かせて反省させるから。
今回は見逃してやって?」
「……」
「あ、でも…顔も合わせ難いか。
バイトも辞めたいってなら、俺が…」
「イヤ。あの、大丈夫です」
カズさんに、そう答えたけど
俺の顔はきっと、無理してたと思う
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